お正月におせちを食べるのは日本の伝統的文化だと思いますが、最近時は「ワンプレートおせち」というものが流行っています。
今回は、「ワンプレートおせち」を雰囲気よくつくるポイントをまとめてみました。
目次
最近は「ワンプレートおせち」が流行っています。
お正月のおせち料理と言えば、もちろん「お重」を使うことが多いです。
でも、最近は沢山おせちを作らない家庭も増えており、「お重」自体を持っていないことがあります。
そんな時には、手持ちのプレートや100均で手に入る半月盆のつかうことで、正月の雰囲気がもっと気軽に楽しめます。
「ワンプレートおせち」とは?
お重ではなく、一つのプレートに少しずつ盛りつけたおせち料理のことを「ワンプレートおせち」と呼んでいます。
食べきれるサイズで少しずつ盛ることでが出来ることや、ワンプレートに載せた料理の華やかさから、最近はかなり人気があります。
インスタでも1.3万件超える投稿がされており、お正月には様々な「ワンプレートおせち」を目にします。
しかし、写真映えするモノを作ろうとし始めると、いろいろな食器類を揃えたくなって、簡単でしかも彩りよくという「ワンプレートおせち」の良さがなくなっていく気がします。
そこで、初めて作る方でも「ワンプレートおせち」を雰囲気よく作れる3つのポイントをまとめてみました。
「ワンプレートおせち」の雰囲気をよくする簡単な”3つ”のポイント
1.まずは「半月盆」と「祝箸」を用意しよう
いきなり家にある器で「ワンプレートおせち」をやる方もいるとは思いますが、バランスよく並べるのは意外と難しいです。
しかも、普段使いのお皿ではなんとなく雰囲気が出来ないこともあります。
そんな時に活躍するのが、ダイソーやセリアなどの100均でも購入できる「半月盆」です。
人数分揃えるのも安価なので負担はかからないですし、半月盆の黒さは、重箱のテイストに近くそれなりに見栄えもします。
あわせて、両端が細長くなっている「祝い箸」をつかうと、それだけで見違えるほどの雰囲気になります。
ちなみに、両端が細くなっているのは、一方を人が、もう一方は神様が使うからだとされています。
2.おせちは8~9種類を盛りつけよう
半月盆の上に、8~9種類ぐらいのおせち料理を並べると多すぎず、少なすぎずバランスよく並べられると思います。
主なおせちの種類と意味を列挙してみました。
こう考えると、食材自体の幅もそんなに多くないことがわかります。
- 黒豆 ~ 「まめ」に働き「まめ」に暮らせるように。
- きんとん ~ 黄金色をしていることから金運上昇を願う。
- 伊達巻 ~ 反物の形から、着る物に困らない。
- 里芋 ~ 土の中にたくさん子芋をつけることから、子孫繁栄。
- 海老 ~ 腰が曲がるまで長生きできるように。
- レンコン ~ 穴が開いているので将来の見通しがいい。
- かずのこ ~ ニシンの卵は数が多く、子孫繁栄。
- 昆布巻 ~ よろこぶの語呂合わせ。
- かまぼこ ~ 紅白で縁起がいい。
- なます ~ 紅白で縁起がいい。
- 田作り ~ 田畑の肥料にイワシを使っていたことから、五穀豊穣。
- ぶり ~ 出世魚であることから、出世祈願
3.「小鉢」や「正月用の小物」を活用しよう
小鉢を数個つかうと、ワンプレートの上でもリズムが出て、きれいに並べられます。
また、お料理バラン(緑の葉っぱを模したモノ)や、黒豆をさす彩り串など正月らしい小物を使うと、ぐっと雰囲気が出ます。
プレートの外にも、小さな正月飾りを置いたり、和風のランチョンマットを使用するのも効果的です。
半月盆の「ワンプレートおせち」実例集22選
簡単にできる3つのポイントを押さえたら、後は実践あるのみです。
半月盆を使った「ワンプレートおせち」を集めましたので、自分の好みに合ったものを見つけて近づけると簡単に出来るようになります。
黒豆をレンゲに入れているのが、いいですね。
大葉などの緑がふんだんに取り込んであるので、彩りが華やかです。
半月盆のっているおせちは6種類なんですが、海老、いくら、かずのこ といった豪華なラインナップのためか物足りなさはないです。
いくらの醤油漬けを柑橘の器に持っているのがいいですね。
海老を中心に小皿が囲むように配列されています。
小物やかまぼこの細工があるので、非常に雰囲気よく仕上がっています。
種類がかなり多いですが、リズムよく並んでいるのでとてもスッキリしています。
半月盆の下のランチョンマットや折り紙やだるまが正月の雰囲気をかもしだしていますね。
おせちの具材自体はシンプルなものですが、盛りつけ方が非常にうまいですね。
写真の撮り方も実に上手です。
ボリュームがあって豪華絢爛といった感じがします。
正月飾りがあるので、全体のバランスや華やかさがいきています。
全体のバランスが非常にいいと思います。
前に引いたバランの上に少しずつ並んでる様子が素敵です。個人的には一番好きです。
テーブル全体に楽しさが広がっている様子がいいですね。
すごく華やかだし、可愛らしい感じがします。
真ん中に小鉢があるので全体のバランスがいいですし、散りばめられた金箔が豪華さを演出しています。
右上の小鞠のお寿司も雰囲気とあっていますね。
インゲンで作った左右の門松が楽しい雰囲気にさせます。
全体的に、明るいワンプレートおせちです。
手間をかけてつくられたおせちは、やさしさを感じます。
左側においてある南天の赤が、半月板の縁とそろっててきれいですね。
手の込んだ蒲鉾の飾りが目を引きます。
羽根付き形の器があるので、より正月感が強いプレートになってます。
小鉢の使い方が非常に上手だと思います。
筑前煮が沢山あるせいか、家庭的な雰囲気が広がってます。
それでも半月盆があるので、特別な食事という感じは十分出てます。
今日のまとめ
おせちという伝統的な食文化も、最近ではワンプレートという形になっているのが興味深いです。
一口に「ワンプレートおせち」と言っても自由度が高すぎるので、上手に盛り付けるのは難しいかもしれません。
ですので、最初は「半月盆」を利用することで正月の雰囲気を残したものができることをお伝えしました。
「ワンプレートおせち」でお正月の準備がより簡単に、そして一層楽しくなるとうれしいです。
▼おまけ(100均でオシャレなしめ縄飾り)