年末年始やクリスマスで新しくゲームをもらった子供も多かったでしょう。
そんな中、家庭内ではゲームのやりすぎが「新たな不安材料」となっていることもあると思います。
我が家でも、ゲームのやりすぎたあげく、普段の生活もだらしないため、親がガミガミと怒る日々が続いています。
そこで、今回はゲームと向き合い方を改めて考えてみました。
目次
大切なのは「ゲーム禁止」ではなく「上手な付き合い方」を教える事
我が家でもゲームでルールを守れないと、「ゲーム禁止」にして取り上げることが多かったです。
しかし、これまでの経験から「ゲーム禁止」にはルールを守らせる効果はなさそうです。
だいたい、今の時代、ゲームに触れずに過ごすことはほぼ不可能です。無理な制限は、かえってゲームの依存を高める結果になるともいう人も意外と多いです。
そういう前提があればこそ、ゲーム禁止や過度の制限よりも、むしろゲームとの上手な付き合い方を学んでいくべきでしょう。
子どものことが心配ならば、ゲームをさせないのではなくゲームとの適度な付き合い方について一緒に考えていく方が健全です。
子どもにゲームをさせないとどうなる?極度な制限はデメリットしかない
松丸君が行っているように、親子でコミュニケーションをしてゲームとの距離を作っていくことを考えてみましょう。
上手な付き合い方をするための4つのポイント
1.ちゃんとルールを決め、必ずルールを守らせる
ゲームを制限なくやるためには、最初にルールをきちんと決め、それとちゃんと守らせることが必要です。
例えば、ご飯の準備が出来たらすぐやめる。夜の何時からはゲームはやらないなど、事前に明確なルールづくりをしておきましょう。
子供自身に終わりの時間を決めさせる。
「子どもに時間を決めさせて、『いつだったら終われる?』と聞いてみてはどうですか? 子どもの設定時間が長いと思っても、そこは何も言わないでください。そして、子どもの決めた時間が過ぎても、まだゲームを止めてなかったら、時間が来たことを知らせて、それでも止めないようなら『あなたが決めた時間だから絶対にダメ』と無理やりでも取り上げる。
https://ie-men.jp/babykids/ikuji/1452
何時までとか、何時間だけだと親が一方的に決めている家庭も多いのではないでしょうか。
子供がそれを過ぎてもゲームをやっているのは、自分自身で決めたルールでないからかもしれません。
子供自身にルールを決めさせれば、きっと守るようになることでしょう。
少なくても、それをルールとしてキチンと設定させることはできます。
つまり、時間を超えたら自分で決めたルールの違反になりますから、怒られてもしょうがないですね。
2.時間を見える化して、自分自身で何をすべきか考えさせる
ゲーム前に勉強などをしっかりとやる
親として一番怒れるのは、ゲームを長時間やっているのに肝心の勉強が終わっていなかったりすることではないでしょうか。
ゲームが全く悪いと思っているわけでなくても、勉強をおろそかにするぐらいならゲームをやめさせたくなる気持ちもよくわかります。
そんな時こそ、ぐっと抑えて子供と向き合って話をする必要があるかもしれません。
子どもがルールを守れなかったときに、「自分でコントロールできる人だけが、スマホやゲームで好きなだけ遊ぶ資格がある」という主旨の話をします。
「子どもがスマホ・ゲーム漬けにならない子育て法」時間制限なしでも大丈夫!?
自分がまず何をすべきか、ちゃんと考えさせることが大事です。
我が家では、ゲームの前には必ず学校の宿題をまずやることとしてます。また、学校の支度もやっておくものとして挙げています。
ゲームよりも優先順位が高いものを明確にして、しっかりと完了しているかを親と確認することも大切です。
(あとから確認して、宿題が出来ていない、学校の支度が終わっていないことが多々あります。ここはこれまでの反省点です。)
「いつでもできる」から優先順位が下がる
子供はゲームはいつもできないからこそ、ゲームをやれる時には長時間やりたくなるのかもしれません。
自分の子供の頃の記憶でも、親がいないタイミングを見計らってずっとやっていたこともあります。
やるべきことをちゃんとすれば、ゲームが出来れるのであればゲームに執着することもなくなるのでしょう。
3.子どもを叱るよりも、認めることに力を注ぐ
親の価値観で「~するべき」を子供に押し付けて、怒っていませんか?
親が信じている理想の『べき』を、子どもが相反する行動を取ることでギャップが生まれ、そのギャップが大きければ大きいほど怒りに変わりやすいということです。
【子どもの叱り方】実はあなたの叱り方、問題があるかも…?~親が子どもを叱ること・怒ることのデメリット
自分が起こった時を振り返っても、親の方がこうあるべきだと押し付けているのかもしれません。
その価値観のズレを認めないまま怒っても何も解決しないのでしょう。
ちゃんとルールが守れた時はしっかり認める
ゲームとの向き合い方がしっかりと出来た時は、ちゃんと褒めることもお忘れなく。
子供にとっては、正しいことをすることを褒められるのはうれしいものです。
認められれば、今後は徐々にちゃんと出来るようになるでしょう。
4.ゲーム以外の楽しみを与える
ゲーム以外の楽しみを教えることも、大変重要です。
もちろんゲームは夢中になる要素が詰まったものですが、ゲーム以外の楽しさを知れば意外と他へ関心がいくものです。
ゲームだけの狭い視野にならないようにしたいものです。
これは子供だけでなく、大人にとって言えますね。いい大人が電車通勤中にゲームをやっている姿をみると、「この人の人生でもっと楽しいことはないのか?」と要らぬ心配までしてします。
(私もゲームこそやらないですが、SNSで時間を潰すことはたまにあるので、偉そうに人のことは言えませんが。)
今日のまとめ
子供がゲームをやりすぎた時に、どう対処すべきかを考えました。
親が「ゲーム禁止」と言って取り上げるのは簡単ですが、それでは本質的な解決には全然なっていないのです。
親子でちゃんとコミュニケーションをとって、ゲームとの向き合い方を決めていく必要があります。
また、ゲームはけっして有害なものではありません。
他の友達との一緒の遊びを通じて学んでいくこともありますし、ゲームで楽しく過ごすことが何かに熱中する楽しさを知るきっかけにもなります。
そういったゲームの良さを理解することも親にとって必要なのかもしれませんね。
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