本離れが進む中、静岡でも大型書店が閉店するなど、厳しい状況がつづいています。
そんな中でも本をめぐる新たな取り組みが県内各地で出ています。
>>>【静岡】本好きに朗報! 大型書店が潰れても、個性的な書店や新たな取り組みが次々に出ていますよ。
今日は、その中の一つ、「みんなの図書館さんかく」についてまとめてみました。
みんなの図書館”さんかく”
みんなの図書館さんかくが、グランドオープンしたのは2020年3月3日でした。(ちなみに、プレオープンは2020年2月16日でした。)
補助金に頼らない私設の図書館として開設されたのでした。
焼津の駅前通り商店街にあります
公式HP:みんなの図書館さんかく
住所:静岡県焼津市栄町3-3-33(焼津駅南口を降りて5分ほど)
営業時間: 火・水・木:14:00〜19:00、土:13:00〜18:00
その他は不定期営業 → カレンダ―で確認
「一箱本棚オーナー制度」で成り立っています
⼀箱本棚オーナーは、「みんなの図書館さんかく」に⾃分だけの本棚を持つことができるオーナー制度です。
1箱2000円から、自分の好きな本を並べて利用することができます。
お金を払って利用するメリットって何?
ビジネスの宣伝目的、社会活動の発信、仲間づくりなど、本棚の使い方はいろいろです。ただ、全体として共通しているのは、自分自身を表現する場として本棚を使ってくださっていることです。
https://note.com/dohijun/n/nc81e2a5a47b5
ある本棚オーナーさんが本棚のPOPに書いていた、「読んでない本たちを解放したい」という気持ちがよくわかります。
本好きにとっては本を通じて、自分の関心ある分野をみんなに伝えてたい思いがあるのではないでしょうか。
一箱本棚オーナーさんたち
本の寄贈も受け付けてます
一箱オーナーの他にも、賛同される方の寄付によって本が集まっています。
本は貸し出しされる場合や、売ることで図書館の運営費に充てられます。
行った際は、読まなくなった本たちを持っていくと喜ばれます。
さらに楽しく利用する方法
所蔵する本を調べよう
まちライブラリーと同じ仕組みを使っているので、所蔵の書籍を確認することが出来ます。
所蔵を調べる>>>リブライズ(みんなの図書館)
読み応えありそう本が沢山あります
・漫画サピエンス全史
・副業力
・両利きの経営
・ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー
・キリン解剖記
・人が死なない防災
・FACTFULNESS
・今日からお茶をおいしく楽しむ本
・13才からのアート思考
・凡人のための地域再生入門
・LESS IS MORE
・ファシリテーターの道具箱
・私とは何か
・大人の進路教室
・ライオンのおやつ
・余命10年
・コンビニ人間
・博士の愛した数式
・風が強く吹いている
・海賊と呼ばれた男
・手紙
・舟を編む
近隣のカフェや温泉を利用しよう
「さんかく」で本を借りて近くで読むのが最高だと思ってます。
最適なカフェと温泉施設があるので紹介します。
エイトコーヒー
駅と図書館の中間ぐらいにあるカフェ。
食事も美味しいですし、本を借りてゆっくりコーヒーを飲むのもおススメです。
エキチカ温泉くろしお
徒歩5分ほどのところにある温泉施設。
お風呂やサウナも質が高くおススメです。本や漫画を読んだりするスペースも広く設けられています。
代表の土肥潤也さんの熱い思い
土肥さんが「note」に1万字の熱い思い
図書館はつくれる。空き店舗の新しい使い方、完全民営・黒字経営の「みんなの図書館さんかく」の思想。
上のnoteに1万時の熱い思いがつづられています。
社会科学を学んでいただけあって、地域社会に対する思いが共感を呼んでいるし、この図書館自体がどこか実験的な感じもワクワクさせる。
コミュニティづくりは焚き火のようなもので、その中心となる方が弱い種火だと、求心力の弱いコミュニティになりますし、裏返せば、強い種火を持っていると、強い求心力を持ったコミュニティに育っていきます。
https://note.com/dohijun/n/nc81e2a5a47b5
焼津の街づくりは、土肥さんの思いや周りの共感のつながりで成り立っていると思うのです。
静岡新聞のコラム
メディアにも数多く取り上げられています
朝日新聞の天声人語にも取り上げられました!
マニュフェスト大賞 優秀賞を受賞
静岡朝日テレビの特集
取り組みは他にも広がっています
加賀市の「おんせん図書館みかん」
みんなの図書館さんかく沼津
沼津信用金庫の跡地を利用して、2021年4月に新しく「みんなの図書館さんかく沼津」が出来ます。
他にも続々と出来ています
今日のまとめ
焼津の「みんなの図書館さんかく」について書きました。
今年の3月で1周年となりますが、当初思い描いたような形に段々なっているようです。
今後も目が離せない取り組みとなりそうです。