2022年5月に開催された「しずおか一箱古本市」に参加しました。
今回は、その様子をまとめてみました。
今後参加される際に、雰囲気など参考になればと思います。
目次
しずおか一箱古本市
静岡中心街から北東に延びる北街道沿いの「水曜文庫」を中心に、毎年5月と11月に開催しているのが「しずおか一箱古本市」です。
普段から商売でやっている古本店だけでなく、個人でも事前申し込みを行えば出店可能です。
名前の通り、一箱から簡単に出店できるお手軽さがあります。
一箱古本市の楽しみ方
「一箱古本市」とは、店主さんが思い思いの「一箱」に詰めた古本を販売して、お客さまとのコミュニケーションを楽しむイベントです。
出典:しずおか一箱古本市
まさに、本を通じた人とのコミュニケーションの場と言えます。
個人の出店者さんは、本が売れた・売れなかったの損得勘定よりも、人との触れ合いを求めている部分が強いように感じました。
出店者同士で交流する関係性も非常によく、静岡県内をはじめ、都内や福島など遠方から来ている方もいました。
本のどこが好きかとか、遠くからわざわざ来た理由は何かなど、本好きな方々と自由に交流できればより素敵な空間になっていきます。
ある出店者さんは、こんなことを言っていました。
「自分が読んで楽しんだ本を、古本市を通して他の方にバトンを渡したい」
とても素敵なことだと感じ、思わず一冊バトンを受け取りました。
コロナ禍では、分散して開催
2022年はコロナ禍で、北街道近隣の3か所(A:水曜文庫、B:Teebom周辺、C:ひばりブックス)と、鷹匠・駿府町のお店で、分散開催しました。
A:「水曜文庫」前
静岡エコセトラ
静岡エコセトラ
静岡市内で古本リサイクル市をやっているボランティア団体です。
普段のリサイクル市は無料で交換をしていますが、認知度の向上や、運営費をまかなうために一箱古本市に出店されているようです。
個人的には、本を次の方に譲る取り組みは素敵だと思うので、ぜひ応援したいです。
<2022年度の開催予定>
①9月16~18日 アイセル
②12月16~18日 西部生涯学習センター
B:「Teebom」周辺
商店街の一角が空き地になっていて、そこに10店ほど出店されていました。
クウソウレストラン ルリユール
一つ一つにカバーが貼ってあって、食べ物屋さんをテーマにすることで一つの世界観を作り出しています。
内容は買ってからのお楽しみです。新たな本との出会い方です。
C:「ひばりブックス」前
たまたまひばりブックスさんでお見かけした絵本の朗読会。
チェロとの演奏もとても素敵で、幸せな空間でした。
「一箱古本市」は、個人でも出店できます。
聞いたところによると、出店料は800円だそうです。
一日楽しめるのならば、本好きの方と交流できるので非常に安いとも言えます。
近隣のカフェ
cafe 福(鷹匠)
水曜文庫近くのカフェ。
電気読書座(日吉町)
喫茶ペーパームーン(常磐町)
メインである鷹匠の会場からはだいぶ離れますが、古本市は、常磐町の店舗とも連携してます。
今日のまとめ
実際に「しずおか一箱古本市」に行った様子をまとめてみました。
こうした地元のイベントは小さくて、人から見たらささいなものかもしれませんが、人と人とのあたたかな交流に、心躍るような気持ちがしました。
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