小学生4年生になる子供が、英語学習の一環として英検4級の受験を予定します。
前回の英検5級では、事前の情報収集をあまりせずに受験しました。
無事合格できましたが、やはりあらかじめの準備が大切だと反省しました。
参考>>【体験談】小学4年生の息子が 英検5級を受験しました。
そのため、今回は小学生が英検4級に合格するためのポイントを、事前に調べてまとめました。
英検4級のレベル、合格率
英検4級のレベルは「中学中級程度」とされています。
英検5級から進んだ場合、問題の傾向は大きく変わらないものの少しレベルが上がった印象があります。
合格ラインはおよそ60~65%の正答率 で、受験者の合格率は約7割だと言われています。
小学生のみの合格率は恐らくもう少し低いと思われますが、受験対策をしっかりやれば十分に対応できる水準でしょう。
英検4級の出題内容
英検4級は「筆記(リーディング)」と「リスニング」の2部構成。
筆記が35問、リスニングが30問です。
出題内容の詳細は、公式HPを参照にしてください。
4級の問題を見たところの印象としては、
- 長文問題が出されるので、長い文章を読む力が必要。
- 短文は単語力が大切。
- 大問3の並べ替え問題が少し難しい
英検4級のテキスト、勉強法
・使用するテキスト
①単語帳
【音声アプリ対応】英検4級 でる順パス単 5訂版 (旺文社)
子供が英検5級を受けた時には、まとまった単語の練習をせず都度覚えるようにしていました。しかし、知らない単語がかなりあって、模試をやりながら補充するのが大変でした。
やはり普段から単語帳でまとめて覚えて、問題で再確認する方が定着がいいです。
※2021年6月に5訂版が出版されています。旧版でも音声アプリ・音声ダウンロードができないので注意が必要です。できました。)
(以下、2023年10月に一部加筆)
4級を勉強していた時には使用していませんでしたが、「英語の友」というアプリがあるので、利用すると単語の勉強が進みやすいです。
②予想問題ドリル
【CD2枚付・音声アプリ対応】7日間完成 英検4級 予想問題ドリル 4訂版 (旺文社)
もう一つの教材は、問題形式のドリルです。一つ一つ丁寧に教えるテキストも多いですが、限られた時間の中では問題を解きながらやっていく方が試験対策としては効果的です。
7日分と量もそこまで多くないので、1通りで終わるのではなく、3周くらいやれば効果も大きいです。
(以下、2021年12月に一部加筆)
英検3級を合格した後で振り返ると、過去問形式のドリルの前に、基礎を学ぶテキストが必要であったと反省しています。
・【CD付】英検4級 を ひとつひとつわかりやすく。 (学研) 、もしくは、【CD付】DAILY2週間 英検4級集中ゼミ 四訂版 (旺文社) あたりがおススメです。
2週間くらいかけてこれらのテキストを使って学べば、理解度は格段に上がっただろうと思います。
・勉強方法
1.過去問
やはり過去問に取り組むのが、試験対策では一番大切です。
英検のHPに過去3回分の問題とリスニング音源があるので、積極的に利用しましょう。
(英検模試 解答用のマークシートが見つけにくいですが、英検サイトの受験案内のところにあります。)
過去問を解くことで、試験の流れや問題形式に慣れておくことができ、自分のわからないポイントを確かめられます。
1回だけではなく繰り返すことで、着実に力がついていきます。
2.単語力
何といっても、英検は単語力です。
特に小学生のうちはわからない言葉があるとそれだけで読むが止まってしまいます。
英検4級の語彙力は「600~700語レベル」 なので、少しずつでもやればちゃんと覚えられると思います。
また、今後英語学習をすすめていく上でも、この辺りは基礎として身につけていきたいものです。
我が家では活用していなかったですが、勉強を助ける意味でもアプリなどで楽しく遊びながら学ぶのもいいかもしれません。
3.長文対策
最初に英検4級の長文を見ると、子供には少し大変だと印象を受けるかもしれませんが、ポイントを押さえればちゃんと対応できます。
① 掲示・広告・お知らせ
答えとなる日付・時間・場所・値段を、文中から探す。
② E メール・手紙文
質問されている箇所を、2つのメール文から探す。
まずは、Subject(件名)とFrom(差出人)とTo(宛先)の名前をチェックする。
③ 体験談や説明文
題名と質問を先読みしてキーワードを見つけ出してから、本文を読む。
今日のまとめ
受験に際して、大まかな計画をつくることは大切ですね。
英検は合格ラインが見えているので、自分が足りないポイントを見つけながらしっかり取り組んでいけば十分に対応できます。
ちなみに、この試験を受けた子供は、最終的に小学校の間に、準2級まで合格することができました。
親子で一緒に勉強する習慣を身に着けることは大切だと思っています。
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