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【体験談】小学5年生が英検3級に挑戦し、無事合格しました!(英作文で簡単に高得点を稼ぐコツをお伝えします。)

2021年12月4日

小学5年生の息子が、2021年10月の英検3級を受けました。

今回は、その英検3級の直前対策の様子をレポートします。

これまでの英検受検(英検5級、4級)

息子が小学4年生時の2020年10月に英検5級を受験して、無事合格しました。

参考>>【体験談】小学4年生の息子が 英検5級を受験しました。

その勢いのまま、2021年1月に英検4級を受検。

直前期の勉強だったので、かなり苦戦を強いられるも、なんとか合格。

参考>>【体験談】子供と英検4級の直前対策をやりました

小学生の英検受検について

英語力の進捗状況を図る上でも、小・中学生で英検を取得するのは悪くないと思っています。

特に英会話教室に通わせてるのに、家では勉強しないなんて勿体ないので、英検の受験をきっかけに家での学習が進むのが理想でしょう。

たまたま小学生の英検3級を受検する際に参考にしたブログ「出すぎた杭は打たれない」さんは、「英語は出来て当たり前」であるとしていて、さらには「英語を制するものは受験を制する」とまで言っています。

そこでは、お子さんの英検の受験をこんなスケジュールでチャレンジしていました。

  • 小学3年生:英検5級
  • 小学4年生:英検4級
  • 小学5年生:英検3級 ←今ココ
  • 小学6年生:英検準2級
  • 中学1年生:英検2級

我が家では英検5級を取得したのは遅かったですが、同じような感じて進めていきたいと思ってます。

英検3級の勉強

4級はギリギリだったためしばらく受験は控えようと思っていましたが、コロナ禍で外出ができない期間が続く状況になりました。そのため、夏休みに少しずつ勉強を開始しました。

英検3級の合格率は50%程度のため、ちゃんと勉強すればなんとかなるはずです。

基礎を身につける

最初は、単語帳を少しずつやるように子供に伝えましたが、結局、息子一人ではまったく進まず。

英検3級は「中学卒業レベル」とはいえ、小学生ではなかなか難しいところもあったと反省。

子供の勉強は、親が”ちゃんとやりなさい”というだけでは、なかなかできないですね。

そこで、英検3級の基礎から始めるため、Amazonで評価が高かった「英検3級 を ひとつひとつわかりやすく。」を購入して一緒に学ぶことにしました。この本は、1回分の学習が見開きでできるようになっているため、勉強が進みやすくなっています。

具体的には、左ページの解説を子供と読みながら説明し、右ページの練習問題をやっていきました。

親と一緒に座って学ぶ

8月の夏季休暇中から毎日30分ほど、子供の隣に座って勉強をやりました。

毎日文句を言いながらも、やり始めればCDを聴きながら徐々に進んでいきます。

英文の音読をなるべく繰り返しながら、理解を深めていきました。

「ひとつひとつわかりやすく」を15日間ほどで完了したころには、なんとなく3級レベルの全体像が見えてきました。

過去に苦労した英検4級までのうって変わり、10月の英検に向けて意外なほど順調に進みました。

やはりひとつずつ丁寧に学んでいくことが大切なようです。

予想問題ドリルを解く

ここからは、「7日間完成 英検3級 予想問題ドリル 5訂版  」を使って、実際の問題を解く練習に入っていきます。

このドリルは7日間で完成を目指すのをコンセプトとしているので、問題の内容を理解しながら対策を学べるため、大変使い勝手がいいです。

問題を解いていくと、筆記問題の語句選択は知っていないと回答できないためなかなか点数が伸びません。

筆記問題の長文の長さに、最初は戸惑っていたようですが、質問文をちゃんと読んでコツさえつかめば解答はできそうです。

リスニングは最初から比較的よく解けていたので、若干安心しました。

過去問を解く

ドリルを一通り終えたあとに、過去問を始めました。

英検HPでも過去問3回分を入手できますが、HP版では、①解説がないこと、②印刷や音声ダウンロードが必要であることから、過去問題集を買いました。

過去問5回分、実力テストが1回付いた「英検3級過去問題集」 (学研)で取り組みました。

実際に解いて見ると、筆記の短文問題が5割、長文が6割、リスニングが7割の正答率でしたが、なんとかなりそうだという印象でした。

英作文に注力

短文問題は苦手な単語・熟語と文法で短期間ではなかなか正答率があがらなそうなので、長文・英作文で得点を稼ぐ方針にしました。

ここから、英作文に本格的に着手。

英検に限ったことではないですが、作文での解答を作る際には、答え方の「型」を決めると得点が安定します。

下のような解答パターンを決めて練習しました。

<英検3級 解答の型>

① 1文目で質問に対する答えを書きます。(なるべくオウム返し)
  
  My favorite sport is soccer.

② 理由を2つがあることを伝えます。

  I have two reasons.

③ 1つ目の理由を書きます。
  
  First,  I can play with many friends.

④ 2つ目の理由を書きます。

  Seconds,  watching soccer games on TV is a lot of fun.

「2つの理由」についても、簡単な4パターンで回答することに決めて、それに沿った形を選んでいました。

・ I like ~ing

・ I  want to ~

・ I can ~

・ ~ing is a lot of fun.

決めるとほとんど自由に書くところがなくなります。つまり、ブレない解答になります。

英検の英作文は、発想の面白さを競うコンテストではなく、回答の正確性を求められる試験だと割り切って対応することが必要です。

また、語数の目安が25~35文字とあるので、足りなそうなときには 場所や人の説明を追加します。

場所 : in the park、in my house、there

人  : with my friends、with my father

あとは実践あるのみで、これまで参考にした「ひとつひとつ」で7問、ドリル5問、過去問6問の英作文があったので、全て解答していくと次第に上手に書けるようになりました。

直近の試験問題にも目を通して傾向があまり変わっていないことを確認し、自信をもってテストに臨むことが出来ました。

英検3級(一次)の結果は、みごとに合格!

結果発表があり、英検3級(一次)は見事合格しました。

合格の余裕度をはかる英検バンドは、G3 +6でした。

内訳をみると、リーディング60%、リスニング73%、ライティング88%とほぼ予定どおりにできました。

特に、ライティングは合格者の平均も大きく上回る高得点になりました。

英検3級 二次対策

二次試験は、これまでやってきたテキストなどにも問題文が載っていたので、それらを使って練習しました。質問のパターンはほとんど決まっているので、何度かやっていくと慣れてきました。

また、「7日でできる! 英検3級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版 (旺文社) 」の動画を見ることで、実際の試験のイメージを掴みました。

試験では練習でやったような問題だったようで、あとは二次の結果を待つのみです。

→ 無事合格していました。

今日のまとめ

英検3級に試験に向けて取り組んだことをまとめました。

よかった点は、ちゃんとステップを踏んで勉強が進み、試験問題にスムーズに対応できたことです。

課題としては、単熟語や文法などの基礎がかなり足りないところです。次の準2級ではそろそろ歯が立たなくなりそうなので、一度きちんと勉強し直すことを考えています。

子供と一緒に英語の勉強ができることはかなり楽しいので、小学生のうちに基礎固めをやっていきたいです。

▼ あわせて読みたい (小6の英語以外の勉強法)

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