じもと静岡

【SDGs】「ひとり親世帯に、我が子が使っている参考書と同じものを無償で差し上げます。」という小さな取り組みを始めました。

2022年11月12日

2022年9月に台風15号が静岡に直撃して、自宅浸水など多くの被害がありました。

生活に必要な物資の支援がおおむね済んだ後で、自宅が被害のあった子供たちに必要な参考書や問題集を寄付しようというボランティア企画がありました。

その時に、「災害時だけでなく普段から市販の参考書も買えずに、学習に苦労している子供たちもいるのではないか」との考えが一瞬頭をよぎりました。

それからあまり気にしていなかったのですが、昨日子供の参考書を買いに行った際、「こんな安価に良質な学習が提供できるのは素晴らしいので、ぜひ多くの方にも使ってもらいたい」という気持ちが改めて沸々とわいてきました。

これが、今回の取り組みに至った経緯です。

我が子と同じ参考書を差し上げます

小学6年生と2年生になる我が子には、市販の参考書を使って勉強をさせています。小学生向けでは、市販でも十分に良質な参考書や問題集があります。

静岡県内のひとり親世帯の方で、お子さんにも同じ参考書を使って勉強させたいという方がいましたら、無償で差し上げます。(応募方法は一番最後に記載しています。)

差し上げる参考書リスト

教科学年目安参考書・問題集
国語1年生ハイレベ100小学1年読解力
国語2年生ハイレベ100小学2年読解力
国語3、4年ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[小学生版ベーシック] 
国語高学年ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕
算数1年生ハイレベ100小学1年さんすう
算数2年生ハイレベ100小学2年算数
算数高学年【改訂版】小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる問題集
英語4年生【CD付】英検5級 を ひとつひとつわかりやすく。 (学研英検シリーズ)
英語5年生【CD付】英検4級 を ひとつひとつわかりやすく。 (学研英検シリーズ) 
英語6年生【CD付】英検3級 を ひとつひとつわかりやすく。 (学研英検シリーズ)

これらは実際に我が家で使っている参考書・問題集です。これ以外にも使った参考書などは多少ありますが、特に効果が高かったものを厳選しました。

通常の学校での勉強・宿題に加えて、この辺りができればある程度の学力は着実に身につくと思います。

今回の取り組みを行う理由

一個人でやっている企画なので、なぜこの取り組みをやっているのかを丁寧に説明する必要があると思います。

この取り組みをするためには多少のお金もかかりますが、それでもやり始めたのには、3つの理由あります。

1.小学生向けの教育で、格差を広げない

近年、社会の課題として「格差問題」が多くのメディアで取り上げれられるようになりました。

格差は教育によって生み出される要素が強いと感じています。さらには、「親が子供にどれだけ教育にお金をかけられるかで決まる」という考えをする人さえいます。

低学年から塾通いをする子が多く、塾に行くことで成績が伸びる子がいるのも確かです。

ただ、小学生の学習能力を高めるのは、塾に行くか行かないかではなく、最終的には勉強するかしないかです。

塾に行かなくても、勉強する機会さえあれば学べるはずです。

それでも、親が仕事で忙しかったり、学習にあまりお金をかけられなかったりすることで、十分に学習環境を整えられない家庭も少なからずあるでしょう。

特に、ひとり親世帯では、「親が多忙で、かつ経済的な負担が重くなる」傾向があると知ったので、今回は優先して提供するようにしました。

偉そうに言っている私自身も色々と忙しくて、子供に参考書を買ってあげられずにいました。実はその反省という意味もあります。

2.小学生向けの良質な教育は、市販の参考書・問題集で十分である

安価に勉強しようとした場合、インターネットを使って学習内容をみたり、無料の問題を探すことがあるかもしれません。

でも、インターネットで探すのは、①意外と手間がかかり続かなくなること、②学習内容の質が一定でなく、相応の”目利き力”が必要なことから、あまりおススメしません。

小学生向けの参考書なら、一冊1000円程度の安価で揃えられるので、予算が少なくても良質な勉強環境を提供することができます。

特に、自分自身が子供向けに良質なテキストを選んできたという自負があるので、ぜひそれに限定した形で差し上げるものです。

3.自分の「よいお金の使い方」になる

今回の取り組みをするのは、もちろん自分のためでもあります。それは「よいお金の使い方」になるからです。

人気のYouTuberが書いたベストセラー『本当の自由を手に入れるお金の大学』では、お金の5つの力について説明されています。

「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」の4つの力があって、最後の力がこの「使う力」です。

せっかく大事にしてきたお金であればこそ、大切に使いたいと強く思うのです。そして、人を喜ばせるために使うのは、最も理想的な使い方です。

また、個人的に大切にしている、余剰があれば他人に譲るべきという『推譲』の考えにも通ずるものがあります。

この『推譲』の考えは、「金次郎さん」で知られる二宮尊徳が伝えてきた理念の一つです。

自らの足るを知り、他者へ譲ることで、社会が少しずつ豊かになっていければと、私も願っています。

応募方法

最後に、今回の取り組みの応募方法について説明します。

今回初めて行うのでひとまず、5世帯限定で始めます。

こちらに応募される方は、このサイトのお問い合わせフォーム、もしくは下記のTwitterにDMにてご連絡ください。

ご連絡先を伺った後で、ご希望の参考書をAmazonを利用してお送りします。

(一度に2冊程度お送りする予定です。学年や学習が進んだら、必要に応じて追加で送ります。)

この取り組みが、お子様の教育にお役立ちできれば幸いです。

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