うちの小学4年生の息子は、宿題をやるのがいつも遅いのです。
平日は、計算ドリルや漢字など決まりきったものがほとんどですが、土日はその他にも宿題が出ます。
そうすると、全然終わる気配がないのです。
毎週「勉強やったの?」「いつ終わるの?」など言われながら、(時には怒ったり、泣きながら)宿題をやっています。
そこで、今回は子供の宿題を着実に終わるように、一緒に勉強の進め方を考えました。
(最終的には子供が自分一人で宿題を進められるようにするのが目的です。)
1.やるべき宿題をすべて書き出す
そもそも土日にやる宿題をちゃんと確認しないと、どれだけの量があるのか全体像がつかめません。
まずは出された宿題をすべて書き出しましょう。
ドリルはどこからどこまでのページをやるのか、漢字はどの範囲をやるのか、本はどの本をどのくらい読むのかを、最初に具体的に聞いてあげると勉強が進みやすいです。
これまで我が家では、親からの「漢字は終わった?」の質問に対して、子供が「終わったよ」(心の声:でも、全部じゃないけど)との回答が多く、あとから聞くとまだ終わってないケースが多かったのです。
具体的なページまで聞いてあげることで、1ページ毎に終わった状況を親子で共有して確認することができます。
宿題に限らず、考え方として 全体の「見える化」はすごく大事 です。
一つずつ終わったらリストを消し込みをすることで、その都度小さな達成感も得られるので、子供にもちゃんと身につけさせたいものです。
2.やる順番を決める
次は、リストアップした宿題の中で、実際にやっていく宿題の順番を決めていきます。
最初から調べもののようなものをやると終わりが見えないので、まずは計算ドリルや漢字など分量がはっきりしているものをやらせています。
どの順番でやった方がいいかを子供としっかりと話して、決めていくことが大切だと感じてます。一度ルールにするとやる順番でもいちいち悩みません。
可能であればどのぐらいの時間がかかるのかを考えられるとより進みやすくなります。
我が家では、漢字の書き取りを子供と一緒にやってみました。そうすると、スムーズにやれば1ページあたり10分位で終わることがはっきりとわかったのでした。
3.枠組みを一緒に考える
子供の学校では、自由研究などで身近なものを調べることなどが宿題が出されますが、これがなかなか手につかない。考えることが多すぎて、なかなか前に進まないのです。
でも考えて見れば、大人でも自由に調べろと言われて、わかりやすくまとめるのは難しいものです。
そこで、書き方の基礎となる「枠組み」を伝え、どうすればまとめやすくなるのかを一緒に考えるといいでしょう。
数ページの調べものなら、下のような枠組みがあれば書きやすくなります。
1.調べるテーマ(題名)
2.調べたきっかけ(選んだ理由)
3.調べた内容、わかったこと
4.まとめ
最初から、自由に書こうとすると全く進まないので、「枠組み」を決めてあげることが大切だと思っています。全体像が整理できれば、ひとつずつ考えていけるので、進み方も違います。
また、調べようとするテーマをあらかじめリストアップさせるようにしてます。時間がかかる理由として、「今回は何を調べよう」から始まるので、永遠に終わる気配がなかったのです。
まず、興味を持ったテーマを探すことだけやる。(当然興味を持った理由は簡単に出てきますね。)
そして、次にどうやって調べるかを考える。 この辺りは慣れてくるまで、親が一緒に考えてあげると進みやすいです。ちゃんと見てないと、永遠に本やインターネットで「何か」を探しつづけることになります。
あとは自分が調べたこと、考えたことをパートごとに書かせれば、完成するはずです。
宿題を早く終わらせることとは直接関係ないですが、できた「調べ学習」をめちゃめちゃ褒めることも大切です。
学ぶことは基本的に楽しいことので、それをわかってほしいと親心としては一番思っています。
今日のまとめ
今回は、子供が宿題を終わらせられるように一緒にやり方を考えました。
子供自身が試行錯誤しながら、勉強の仕方を身につけられると親としてはうれしいです。
今回の宿題のやり方を振り返ると、これは 仕事のやり方と同じですね。やることは、①すべて書き出す → ②やる順番を決める → ③やれる量に小分けにして、実行する。やはり何事にも共通する考え方がありますね。
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