稲盛経営哲学

【人生の意味】京セラ、KDDIを創業した経営の神様・稲盛和夫の「考え方」をまとめました。

2021年1月18日

京セラ、KDDIを創業し、JALを再建したことでも知られる稲盛和夫さん。

「経営の神様」とも呼ばれることも多く、経営哲学や考え方は多くの学びがあります。

今回は、稲盛和夫さんの書籍の中から大切な「考え方」を学び、まとめました。

「考え方」こそが人生を大きく左右する。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

「生き方」稲盛和夫

大ベストセラーの「生き方」をはじめ、複数の本でもこの言葉は出てきます。

「能力」は、自分が持ってうまれたものであるが、飛躍的に伸びるわけではありません。
「熱意」とは、誰にも負けない努力をすることです。気持ちの持ちようでいかようにもなります。
「考え方」は、経営哲学、人生観です。

この「考え方」が最も大切です。なぜなら、これだけプラスからマイナスまであるからです。
つまり、「考え方」が間違っていれば、どんなに能力があり、努力をしても結果はついてきません。考え方こそ立派なものにすべきです。

より高い山に登ろう、より高いレベルの会社にしよう、自分の人生をより充実したものにしていこうと思うなら、「考え方」はその目標にふさわしい、より立派なものを持たなければなりません。

つまり、目標をどこに置くかによって、「考え方」は違ってくるのです。

京セラフィロソフィー P.29

考え方は人それぞれですが、高い目標があれば当然考え方も立派でなくてなならないし、それに伴った行動が必要となってきます。

会社というのはトップの器以上にはならない

トップが持つ人生観・哲学・考え方、これがすべてを決めるのです。会社というのは、結局トップの器量、トップの人格にあったものにしかならないのです。
(中略)

会社を立派にし、自分の人生をすばらしいものにしようと思えば、自分の人間性を高め、人格を磨いていく、それ以外にはありません。

京セラフィロソフィー P.33

会社よりもっと小さな組織、チームでも同じことが言えるでしょう。

リーダーが成長しなければ、その組織の成長はありえないのですね。

人生の目的とは

私たち人間が生きている意味、人生の目的はどこにあるのでしょうか。もっとも根源的ともいえるその問いかけに、私は真正面から、それは心を高めること、魂を磨くことにあると答えたいのです。

「生き方」P.15

人生の目的を心を高めること、と言い切る強さが素晴らしいです。

そのために人として正しいことを行い、行動することが求めれています。

「心を高める」「心を立派にする」「心を純化する」「心を浄化する」「美しい心を作り上げる」、言い方こそ違え、このように努力することこそが人生の目的であり、人生を意義あるもの足らしめるものは、まさに心を高めることにある。

京セラフィロソフィー P.45

心を高めることが人生の目標であると据えると、自ずと考え方や行動が変わってきます。

ほとんどの人は心の大切さに気づかず、心を立派にしようなどということに関心を持ちません。しかし、まずは心を高めなければならない、心を美しくしなければならないと思わなければならないのです。

そうはいっても、われわれは煩悩、欲にまみれた人間ですから、なかなかそうはなれない。

なれないけれども、「ならなければならない」と思って反省する。この反省があるから、努力をしようと心がける。このことが人生にとっては大切なのです。

京セラフィロソフィー P.56

心を高めようと思ってもなかなかできない。それでもなお理想を追い努力する姿勢を持とうと稲盛さんは言っています。

「理想を追う→反省→努力する。」この流れが大切です。

運命と因果応報

「因果応報」と言うように、実際に人生や経営は、心に思ったことと寸分違わず現れてきます。ただ、スパンが長いわけです。だいだい30年くらいのスパンで見ると帳尻が合うはずです。

京セラフィロソフィー P.63

30年のスパンで見るとあうはずとは、まさに人生のスパンで考えなさいとのことです。常にきれいな心でありたいです。

また、運命と因果律(因果応報の法則)の2つの原理が人生を支配しているといっています。

善きことを思い、善きことを行うことによって、運命の流れを善き方向に変えることができる。人間は運命に支配される一方で、自らの善思善行によって、運命を変えていける存在でもあるのです。

「生き方」P211

自分が持って生まれた運命を、自らの努力や行動により、良い方向に変えていこうと行こうということなんですね。

素直な心

素直な心とは、自分自身のいたらなさを認め、そこから努力するという謙虚な姿勢のことです。

生き方 P.145

これは私の最も好きな言葉です。

いつも正しいことができたかを自省し、至らぬ点を補おうと努力したいと願っています。

私は、「素直な心」というものは進歩の親だと思っています。素直な心がなければ、人間は成長、進歩していかないからです。

自分の能力やわずかな成功を鼻にかけ、不遜になるようなことがあると、周囲の人たちの協力が得られないばかりか、自分自身の成長の妨げにもなるのです。

京セラフィロソフィー P.71

自分が自分がという、利己心が出た瞬間に成長はとまってしまうのです。

あくまで謙虚に生きなさいといっています。

会計がわからなければ真の経営者になれない

経営者自身がまず会計というものをよく理解しなければならない。

計器盤に表示される数字の意味するところを手に取るように理解できるようにならなければ、本当の経営者とは言えない。

経理が準備する決算書をみて、たとえば伸び悩む収益のうめき声や、やせた自己資本が泣いている声を聞きとれる経営者にならなければならないのである。

「稲盛和夫の実学 経営と会計」 P.41

”伸び悩む収益のうめき声”、”やせた自己資本が泣いている声” 

この表現を見た時には正直しびれました。決算書も単なる数字ではないのですね。

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今日のまとめ

稲盛和夫さんの代表的な考え方についてまとめてみました。

稲盛さんの真っすぐな姿勢は何度読んでも、改めて考えさせられる所があります。

今後も絶えず勉強し、実践につなげたいと強く思っています。

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