日々の学び

「リーダーシップ」とは何か をちゃんと定義してみよう

「リーダーシップとは何か?」と問われても、なかなか答えることが難しいと思います。

偉人だけがリーダーであるわけではありません。人を動かそうとする人はすべてリーダーといえるのです。

そういう意味では多くの人にとって重要な要素でもある、リーダーシップについて考えてみました。

1.「リーダーシップ」とは何か、を定義する

カルビーを急成長させた時期に社長をしていた松本晃さんの言葉です。

大切な言葉なので、たびたび読み返しています。

組織を率いて、継続して成果を出し、結果に対して責任をとること

出典:日経新聞(2018.4)

やはり、リーダーとは「与えられた目標を達成するための牽引していく力」という表現です。

リーダーシップ自体には色んな定義があると思いますが、自分なりのリーダーシップ像を見定めることが大切です。

そして、自分自身が目指すべきリーダーになれるように日々努力を重ねていくことです。

リーダーシップの本質は、「意思決定すること」

人気ブロガーのちきりんさんが、リーダーシップについてこんなことを言っています。

実はリーダーシップの最初の一歩こそが、「自分の意見を明らかにすること」なんです。日本だとリーダーシップって、他人に指示することだと考えてる人さえいますが、そうではなく、リーダーの最初の仕事は「どこを目指して進むべきなのか」について、自分の意見を明確にすることです。

引用:日本人が知らない、リーダーシップと「自分の意見」の関係

なるほどと納得します。

まさに、どうしたいのかをちゃんと決める事、方向を指し示すことがリーダーシップとして求められているのです。

ツイッターでも表現は違いますが、こんなことを言っています。

私自身を振り返っても、この「意思決定」がまったく出来ていなかったと痛感しています。

実際に、仕事においても、プライベートにおいても、まず「決める」ことが大事。

そして、それをベースとしてみんなで進んでいくことがリーダーの役割なんですね。

リーダーシップは「見えないもの」をみる旅

リーダーシップは、「見えないもの」を見る旅だ。ある人が、「見えないもの」、つまり現在には存在せず、多くの人がビジョンや理想と呼ぶようなものを見る、もしくは見ようとする。そして、その人は実現に向けて行動を起こす。

(中略)

旅はたった一人で始まる。

出典:「リーダーシップの旅」:野田智康・金井壽宏

最後のたった一人で始める。この辺りが非常にいいです。

2.「リーダーシップ」と「マネジメント」の違い

この趣旨の言葉は、「7つの習慣」に出てきました。

正しいことをするのがリーダーシップで、決まったことを正しくやるのがマネジメントであると理解しています。

3.リーダーとして、自分がありたい姿

リーダーは、「日々の積み重ね」で出来上がる。

部下は上司をよく見ています。そして見ているのは、仕事ぶりばかりではありません。

引用:「ついていきたいと思われるリーダーにある51の考え方」(岩田松雄)

考えてみれば当たり前ですが、部下は仕事中だけでなく、上司の普段の行動そのものを見て、信頼すべき人物かを判断しています。

もちろん、信頼できなければ部下はついてくるはずはありません。

同様に、ベストセラー「7つの習慣」にも、こんな記述があります。

相手に対して本当に影響を与えることができるかどうかは、あなた自身がも模範を示すこと、つまり日頃どう行動してるかにかかっている。
(中略)

あなたの人格は常に周囲に向かって発信しおり、長期の人間関係においては、相手はそこからあなたとあなたの行動を、本能的に信頼するかしないかを決めているのである。

引用:「7つの習慣」P.352

相手に向けて発した言葉のみならず、普段の行動すべてが相手に向けていることを忘れてはいけません。

自分自身の指針をちゃんと持ち、常に正しい行動をとる。シンプルですが、それのみです。

「悪口」と「自慢話」はしない

オリラジ中田さんのYouTube大学で、リーダーシップが取り上げられていた時に、リーダーとしてやってはいけない事として2つのことを挙げてました。

それは、「悪口」と「自慢話」です。

つまり、この2つは日々の行動の中でも、周りの評価を著しく下げるものです。

とにかく、一生言わないと決めることが大事です。

普段から周りに対する言動に気を付けることは、他でも多く言われています。

「悪口」や「自慢話」は最たるものですが、普段の行いの積み重ねがその人の価値を決めていくことは肝に銘じておきたいです。

自然体である人物

・偉くなっても、自然体で過ごせる人になりたい。例えば、メンバーと食事に行く際にも見栄を張らず、自分の居心地よく過ごす。

・虚勢を張らずに、みんなに支えてもらう意識を持つ

「わかりやすさ」を意識する

リーダーとして部下に話をするときに、最も重視しなけければならないのが、この「わかりやすさ」だと思うのです。

引用:「ついていきたいと思われるリーダーにある51の考え方」p71(岩田松雄)

自分自身の考え方をちゃんと伝えるためにも、「わかりやすさい」は常に意識したいことです。

具体的に話し、難しい言葉を使わないことが大切ですね。

今日のまとめ

リーダーについてまとめてみました。

リーダーシップの本質は、意思決定すること」がもっとも印象に残っています。

「人生とは?」と同じ種類の問いで、テーマが広いだけに、一人一人の答えを見つけ出していくことが重要だと思っています。

「人は辞めていくし、さらに良い人が入らなくなる。そして、負の循環に至る。
人が辞める理由はいろいろだが、本当の理由はリーダーに付いていこうと思わなくなったからだ。

もう一度やり直せるのであれば、人との向き合い方は絶対に変える」

この短い会話を経て、僕は深く反省した。これまで携わってきた人たちは ビジョンを信じられなくなったわけではない。そのビジョンを掲げているリーダーの僕を信じられなくなっていったのである。

引用:Life is Education

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