大学受験や資格試験などに向け、日々勉強されている方は多いと思います。
そんな中、みなさんできれば時間をかけずに効率的に勉強をしたいと望んでいるでしょう。
私はこれまで金融系の資格をたくさん受けてきましたので、効率的な勉強方法を調べ、身につけてきました。
そこで、今回は、試験に合格するための効率的な勉強法を、5つのポイントにまとめてみました。
目次
1.テキスト・問題集は慎重に選ぼう
テキスト選びは重要項目
まず学習するにあたって、テキスト・教科書選びは重要です。
実は合否の多くは、最初のこのテキスト選びににかかってきます。
多くの方は試験を受ける前に、インターネットで情報を調べてみてください。おススメのテキストや問題集が載っているので、必ず参考にされた方がいいです。
まずは多くの方が選択する「王道」のテキスト・教科書を選ぶと外れがないです。
大型書店で見比べよう
また、大型の書店に行き、色んなテキストや教科書実際に見比べてみることも大切です。
試験によっては、人気のテキストが二分されていたりするものもあります。
最近では、堅い試験と思われがちな金融や簿記などのテキストにもアニメが取り入れられています。
そのあたりをわかりやすさ重視でプラスと捉えるのか、余分なものとしてマイナスとして捉えるかは好みとなるので、やはり実際に手に取って確認した方がいいです。
テキストは長い時間使うものなので、自分と合わなそうなものを選ぶことは得策ではありません。
2.テキストに情報を集約する
キレイなノート作りをやめる
勉強に時間がかかる割にはテストがあまり出来ないという人の中には、きれいなノート作りをしているが方が結構います。
中学生や高校生の頃には、周りにもこんな人はよくいたと思います。
私もふり返ってみると、中学の最初の頃のノートはカラフルなペンを使って用語ごとに色分けをしていた記憶がうっすらあります。今考えればなんて無意味なことをしていたんだろうと思います。
キレイなノートを作ることが目的ではありませんし、ノートに取ることのほとんどはテキストに載ってます。
テキストをサブノートにする
問題集・過去問でわからないことや新しい問題の出し方など、学習した上で発見したこと、きづいたことなどをテキストに直接書き込んでいきましょう。
覚えたこと、知ったことがすべてテキストに載せていくことが大切です。
テキストの内容をまとめたサブノートをつくるのではなく、テキストにそのまま書くことを「テキストをサブノートにする」などと呼んでます。
私もこのやり方をFPの試験や中小企業診断士の試験でも採用してました。難しくなればなるほど効果があると思います。
また、テキストをサブノート化するからこそ、テキスト選びも重要なのはごりかいいただけるのではないでしょうか。
ちなみに、わたしが最初にすごく効果的だと感じたのは、大学受験の日本史でした。日本史の山川の教科書にすべての覚えるべき事柄を書いていました。
最低限の知識をテキストでカバーした後で、詳しい情報を余白に書き込んでいました。そのうえで、何度も何度もその教科書をみていくことで記憶が定着していったのです。
3.基本問題集をやりながら、テキストを読みこもう
テキスト読みにメリハリをつけよう
一般的にはテキストを読んで、理解してから問題集を解いてみるという流れが多いのではないでしょうか。
そのやり方では概要はつかめますが、テキスト読みで力尽きてしまうこともあります。また、テキストの量が多いとなかなか進まないことがあります。
そんな時には、つまらない「テキスト読み」にメリハリをつけていきましょう。
そのためにやるべきことは、問題集をやりながら、テキストを読むことです。
基本問題集をインプットのツールとして使う
いきなり難しい問題にとりかかってしまうことにも弊害があります。そういったものは効果がうすいです。
あくまで「基本問題集」は知識のインプットツールとして使っていきましょう。
つまり ①基本の問題集の解答・解説を先に読み、②重要ポイントをテキストに書き込みしながら解いていくのです。
いきなり問題集をやることにやや抵抗があるでしょう。それでも基本問題を見ていくと、この問題を解く為にどんな知識が必要かがわかってきます。
そうするすると自然と、重要なポイントとそうでないポイントがわかるようになります。
また、教科書や参考書に載ってることを全部覚える必要がなくなるので、自分にとって最低限の知識だけでよくなります。
4.過去問を重視しよう
過去問は最高の問題集
これまでの経験上、10年分の過去問がちゃんと出来るようになれば、ほとんどの資格試験は合格すると思います。(もちろん簡単な試験であれば、3~5年ほどあれば十分でしょう。)
過去問こそが最高の問題集です。
出題パターンを知ることができますし、何年分も解いてくうちに、飛躍的に実力がついていくのを実感できることでしょう。
また、問題ごとの難易度も重要な指標になります。
例えば、ABCDEのランク付けされている問題では、簡単なABなどは全問正解が必須といえるでしょう。
また、CDランクは合格率を上げるためには解きたい問題。Eランクは、わすれてもいい問題と言えるかもしれません。
リーズニング(理由説明)をやってみる
過去問の全問題の選択肢について、「なぜこの選択肢が正解(不正解)なのか」を口頭で説明出来るようにする事です。
これらはリーズニング(理由説明)などと呼ばれていますが、自分の理解度をあげるためにも有益です。
単なる○×問題であっても、なぜ違うのか、どこが違うのかをしっかり答えられれば理解が深まるので、その後に変則的な問題が出た場合でも対応しやすくなります。
5.合否はアウトプット(問題を解く)の量で決まる
問題を解く量にこだわろう
教科書にのっている知識を理解しただけでは、合格できません。何度もテキストを読む「インプット」だけは、試験合格は正直厳しいです。
逆にいうと、問題を解くという「アウトプット」こそが合格に近づく道です。
インプット学習を終えても十分な得点力が身につかないのは、誤解している知識が多く、知識を組み合わせたり応用したりすることができないからです。
アウトプット学習なくして本質理解はありえないとも言えます。
同じ問題でも繰り返しやってみる
同じ問題でも時期を変えたりして、何度かやってみることも大事です。
経験上基本問題や過去問は、3回繰り返す(3周回す)と合格率が飛躍的にあがります。
試験時間内で解けるのか確かめたり、一度間違えた問題をちゃんと理解しているか確認することにもつながります。
試験に不合格になる人は意外とこの辺りの量が圧倒的に足りていないことが多い。
自分で決めた量を最低限こなすことで、予想以上に合格率は上がっていきます。
今日のまとめ
これまでの自分の勉強してきた経験を元に、試験に効率的に受かるための方法をまとめてみました。
とにかく、効率的に合格するためには、ゴールから向かって何をすべきかを考えるといいですね。
あくまで競争なので、結果的にちゃんとやることが勝負をわけるのは言うまでもありません。
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