日々の小さな習慣で、人の成長は変わっていくと考えています。
多くの人は「やって当たり前だ」と思う小さな習慣を見過ごしがちであったり、過小評価しているのではでしょうか。
今回は、たった10分で出来る小さな事ですが、人生をがらりと変える力を持った「3つの良習慣」をお伝えします。
目次
1.モノの整理をする
モノの整理、頭の整理
モノの整理は重要です。
普段、机の上やキャビネットの中は、整理がちゃんと行き届いていますか。
私はいつも資料の整理には気を使っていますが、それでもたまに乱雑になっている時があります。
モノが整理できていない時は、だいたい仕事や考え方も滞っていることが多いです。
机の上を見ればその人の能力が一目でわかると思いませんか。
書類探しで手間取っている人は、きっと大切なことに時間を使えていないでしょう。
まずは、いつ処理すべきか、どこにを置くべきかを明確に決めましょう。
そして、それに従って不要なモノは処分(=整理)、あるべき場所にしまう(=整頓)していく必要があります。
整理する時間を確保しよう
忙しくてなかなか整理する時間がとれないという方もいるかもしれません。
そういった時には、1日10分間整理する時間を確保することが大切です。
ストップウォッチを持って、書類やファイルを整理してみましょう。
10分間これだけに取り組むと、意外と片付くことがわかると思います。
中々手付かずだった場所も、何日か後にはきっと手がつけられるでしょう。
2.今日すべきことをすべて書き出し、優先順位をつける
やるべきことを全て書き出す
仕事をする上でも、休日を楽しく過ごす上でも忘れてならないのは、やるべきことを書き出すことです。
自分が今日やることは何があるのか、それを事前に確認することからすべてが始まります。
仕事が忙しくなってしまう時にもこの考え方は有効です。
有名なライフハックの一つに「GTD」というものがあります。
デイビット・アレン氏によって提唱された「Getting Things Done」と呼ばれる手法で、大切な考え方は「頭を空にすること」です。
まずは、今やるべきことを頭の中から出してすべて書き出す(inboxに入れる)のです。
すべて書き出したあとに、それをどう処理(すぐやる、人に任せる、一旦保留する等)をワークフローで決めていきます。
こうして頭の中をスッキリさせることで、以前と状況は変わらないに、実行する力が出てきて、物事が不思議になほど進んでいきます。
優先順位をつける
もちろん、時間は有限なので、書き出したことを全てできるわけではないかもしれません。
その場合には、物事の優先順位を明確につけることが大切になってきます。
優先順位をつけるメリットはいくつかあります。判断に迷わなくなることも一つでしょう。
いち早く意思決定でき、かつ絶対に後悔しない決め方のコツがあります。それは、自分の中で前もって明確な優先順位を決めておくことというものです。
出典:「99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ」(河野英太郎)
優先順位をつけることで、自分がやるべきことに集中できます。
また、自分がやるべきことが明確にあるからこそ、例えば他からの依頼にも断ったり、時間をずらしてもらったりすることも可能となります。
仕事が出来る人ほどそういった判断や対応がうまくできるのです。
3.毎日、日記をつける
自分の行動を振り返る
日記をつける習慣も昔から言われていることですが、とても良い習慣です。
ここでは日々起こった事というよりも、自分が出来事で感じた事を書きましょう。
毎日の出来事を振り返る時間を自分のためにもつことは、意外とできないことです。
自分がありたいと望む姿と、今日の自分の行動を照らし合わせて、至らなかった所をちゃんと顧みてみましょう。
もちろん、反省だけでなくても、感謝の気持ちをつづることも大切です。
あとから自分自身がふり返った時に、その時の心情をありありと思い出すことができるのも日記ならではです。
素直な心をもつ
己の行動を反省し、次に生かすためには「素直な心」を持つことが大切です。
京セラ創業者の稲盛和夫さんは、著書の中で次のように述べています。
素直な心とは、自分の至らなさを認め、そこから惜しまず努力する謙虚な姿勢のこと
出典:「生き方」(稲盛和夫)
素直になるのは、自分がこうありたいいう姿を持つからかもしれません。
理想と現実を比べ、まだまだ至らないから更に努力をしていこうという姿勢が生まれます。
また、自省することは長い目でみると、自分自身の生きる哲学や、自分自身の理想像を作り上げていくきっかけになることでしょう。
今日のまとめ
今日あげた3つの習慣は、平凡なものだと思われた方も多いと思います。
それだけに普遍的な力があると信じていますし、成功している方には意識せずとも出来ている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、新しい習慣を身につけるのは容易ではないかもしれません。
でも、毎日たった10分の習慣が長い目で見ると、大きな結果の違いを生み出します。
結局、やるやらないを決めるのは自分自身なのです。
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