私はファイナンシャルプランナーとして、一般家庭の家計簿やお金の流れを数多くを見てきました。
そうするとお金が貯まる人には共通の習慣があることに気づきます。
お金に直接結びつくこともあれば、そうでもない意外なこともあります。
今回は、お金が貯まる人がやっている8つの小さな習慣をまとめてみました。
目次
1.財布の中はいつもキレイ
・財布をキレイに保つ
お金への意識はそのまま財布に表れる。その人の家計管理がどうなっているかは、お財布の中を見れば、よくわかるんです。
お金が貯まらない財布の特徴“ブタ財布はNG”と専門家
「貯金生活宣言」の横山光昭さんの言葉です。
まさにお財布がお金の習慣を表すことを伝えています。
財布の形が崩れたりほつれたりするのは、カードやレシートでお財布がパンパンだったり、すぐにお札を崩して小銭がいっぱいたまっていたりするのが原因です。
当てはまる人は、お財布自体をきれいに扱おうと少し意識するだけで、お金の使い方が変わります。
・最小限のカードを持つ
クレジットカードやポイントカードが多いのは、明らかにカードの管理ができていない証拠です。
節約のためにポイントを貯めることに熱心な人もかなりいますが、本末転倒にならないように気を付けた方がいいです。
クレジットカードが何枚もあり、あちこち使うと、使った総額が把握しにくくなり、使い過ぎの原因になります。
人によって最低限のカードの枚数は違うかもしれませんが、①自分用、②家族用などと使途毎に分けると管理しやすくなります。
・お札の向きをそろえる
ATMから現金を引き出した時にそのままお財布にいれていませんか?
お札の向きをきちんと揃えることは、基本中の基本です。
1千円札、5千円札、1万円札などもちろん入っている順番も決めています。
財布の中身が整っていない人は、まずは無駄なものを取り除きお札の向きを揃え、小銭もきちんと一ヶ所にまとめよう。
2.モノの整理ができている
・モノの整理整頓する
不思議なことに、お金に好かれる人は身の回りがきちんと整理整頓されています。
お金も管理が必要なものですから、自分に関わるモノの管理がしっかりできていない人は、お金にもルーズになりお金に嫌われるということになるのでしょう。
・定期的に断捨離する
断捨離が流行った時に、「定期的に物を捨てることで、買い物欲が減った」という声をよく聞きました。
モノを手放すことで、自分が何を必要としているのかが明確にわかるようになります。
自分自身も実体験を通じて意識しています。→ 【整理術】モノの捨て方と収納のルールを考えよう
・ほんとうに欲しモノを手に入れる
どうしても欲しいと思うものは、ぜいたく品であっても我慢せずに購入します。
節約に励む日々を潤してくれるものは「心の必需品」だからです。
お金が貯まる人は、本当に欲しいものがあれば購入資金を月々積立て、計画的に手に入れると、さらに豊かに生きられるようになります。
3.ジョギングやジムに通っている
ジョギングやウォーキング、ストレッチ、半身浴……本格的なスポーツからちょっとした努力まで、レベルはいろいろですが、健康に気を配るというのも共通した心がけです。
運動を無理なく生活リズムに組み込んだり、自分の決めたことを継続的にこなす力を表しているとも言えますね。
4.食事を大切にしている
一年365日のうち、多くの日をハレの日でなくてケの日として、快楽の食事でなく、生きるための必要なしっかとした食事をすることです。
特にそして三大中毒にあたる、飲酒、タバコ、カフェインの次のマイルドドラッグと言われる、ジャンクフード、スナック菓子を基本的にとらないと決めましょう。油断していると食べるもののほとんどが、そのようなモノになっていますよ。
5.虫歯がないようにしている
毎日の出費を節約することだけが、お金を貯める方法ではありません。
将来の大きな出費を減らすことも、節約の一つです。
どんなに忙しくても歯磨きをしっかりしたり、歯医者さんに定期的に通ってチェックすることが、実は節約につながります。
6.靴の手入れが行き届いている
靴に気を配れるかどうかは、「どれだけ気配りができるか」「どれだけ心に余裕があるか」のバロメーターだと言われます。
だからこそ、逆説的に、靴を大切にする習慣を身に付けることで、心に余裕を持たせ、気配りができる人間になろう、ということなのです。
7.朝の時間を大切にしている
早寝早起きの習慣
お金が貯まる体質の一つに、早寝早起きの習慣があります。
夜更かしをしていると、だらだらとスマホを眺めて、ついネットショッピングをしてしまうかも?
さらに朝寝坊をして慌てて出かけることになり、朝ごはんをカフェでテイクアウトしたり、忘れ物をしてコンビニに駆け込んだりと余計な出費が増える原因にもなるのです。
自分のための朝活
朝活をしている人も多い印象があります。
他の人が活動していない時にでも、自分のやりたいことに時間を使える人はおのずと成長し、結果的に報酬としてお金を得ることができます。
8.他人のためにお金を使える
お金に好かれる人は、自分がお世話になっているところにお金を使います。
たとえば家族やお世話になっている人に素敵なものをプレゼントしたり、食事に誘ったり、お礼をしっかりお返しします。
身近な人、つまり自分のパートナーや家族、親しい友人などにお金を使っていると、周りが幸せになり、その様子を見て自分も幸せになることができます。
一方、お金に嫌われる人は、もっぱら自分のためだけにお金を使います。
周りに人がいないとストレス解消のための無駄なショッピングも増えますが、幸せな気持ちでいるとそれがぐっと減るのです。
結果的に、お金も集まりにくくなるのです。
今日のまとめ
お金は人生を豊かにするツールです。
多くのお金を持つことだけが幸せではないですが、自分らしい素敵な使い方を身につけ、豊かな生き方をしたいものです。
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