読書

「マンガで教えるがん検診の受け方、使い方」で、自分と家族の健康を考えよう。

2021年1月29日

まさに探していた本でした。

医者がマンガで教える 日本一まっとうながん検診の受け方、使い方

がんについて基本的な知識をつけようと思っても、専門的な書籍では一般の方には理解するのが難しすぎます。

さらには、検索しても極端な意見や民間療法のようなものも多く、何が正しいのかがいまいち理解できません。

この本は医師がなるべくわかりやすく今の知識を伝えてくれます。

がん検診の今を知ろう

現在の日本人の死因はガンが最も多いです。

ちなみに死因の上位は、①がん、②心疾患、③脳卒中と続きます。

私も、人間ドックでがん検診がありますが、正しく理解できているわけでありません。

今の情報を知ろう

消化器が専門の医師である近藤慎太郎さんは、著書の中でこう述べています。

大事なことは、現状でコンセンサスが得られている知識を得たうえで、何をどうするかを、「自分で考えて」、取捨選択するということ。

私がどうしても避けてほしいと思うのは、「知識がなかったばっかりに不本意な選択をした」、もしくは「何も選択できなかった」という事態なのです。

日本一まっとうな医師がマンガで教えるがん検診の受け方、使い方:近藤慎太郎

さらに続きます。

予防医学に関しても、自分で考えて、納得した上でできることをできる範囲で頑張ったのであれば、それで十分です。

そこから先におこることはすべて天運です。何が起きても、誰も、少しも悪くありません。

人間は、「自分がやれることはやった」と思える時だけ、良否にかかわらず、結果を受け入れることができるのではないでしょうか。

日本一まっとうな医師がマンガで教えるがん検診の受け方、使い方:近藤慎太郎

本の中では最後のメッセージに出来る言葉ですが、まさに一般の方が、医療の正しい知識を得ていく大切さが書かれています。

私自身、知りたかったのがこういった知識だったのです。

主な部位別ガンと対策

肺がん

肺がんは、がんの中でも最も死亡数が最多です。

最も影響があるのは、やはり「たばこ」なんですね。

素人でもお考えてみれば、当たり前ですが、口から煙を吸い込んでいるので、どう考えても体に影響がないわけがありません。

解決策は、①禁煙すること、②痰検査を併用すること、③胸部CTを取ることが挙げられます。

胃がん

胃がんは長らく死亡率が最も高かったのですが、近年ずっと減り続けています。

理由は、①胃がんの治療が進歩したこと、②ピロリ菌の感染率が大幅に減っていることが挙げられます。

ピロリ菌の有無を調べて、感染している場合には、ピロリ菌の除菌をすることが予防につながります。

ピロリ菌の有無だけでしたら、人間ドック時のオプションですぐに出来ます。私も数年前にやって問題なかったです。
採血のみで、ピロリ抗体の有無を調べられました。検査2500円程でした。

胃カメラのバリウム検査以外にも、胃カメラ検査を受けることが出来ます。(胃カメラ検査は、短い管を消化器に挿入し検査します。オプションで6,000円程です。)

前立腺がん

肝臓がん

大腸がん

大腸がん検診は、通常便潜血検査(いわゆる、検便)で行われるのが一般的です。

より正確な結果を得るためは、大腸カメラ検査で、大腸に内視鏡を挿入し直接粘膜を観察します。(オプションで20,000円程で受診できます。)

膵臓がん

「がんになる前に、がんを知る」ことは重要

「敗者復活戦のない、一発勝負」

別の本になりますが、がんについて丁寧に書かれています。

がんの治療は、一部の例外はありますが、基本的には「敗者復活戦のない、一発勝負」です。最初に正しい選択をしなければ取り返しのつかないことになります。

いざ、がんと告知されると平常心ではいられません。

「がんになる前に、がんを知る」ことは本当に大切なのです。

「最強 最高のがん知識」:中川恵一(東大病院准教授)

標準治療とは

「標準治療」とは、英語の”Standard therapy"を日本語訳したもので、簡単に言えば、現時点での「最善・最良の治療」のことです。

「最強 最高のがん知識」p44:中川恵一(東大病院准教授)

「緩和ケア」という選択肢も覚えておく

いざなったら、緩和ケアという選択肢も覚えておくといいです。

「緩和ケア」とは簡単にいうと、がんと診断された時から、苦痛を和らげることで、がん患者の説勝の質を保つことを目的としてます。具体的には医療用麻酔や痛み止めなどを利用して激痛を抑える役割を果たすのです。

がんは「人生の仕上げの時間」をくれる

がんは「ピンピンコロリ」とは反対に、徐々に死に向かっていく病気です。そして、がんによる死の最大の特徴は「死期が予見される」点にあります。
(中略)

患者は、死ぬその瞬間まで、死の恐怖と戦わなければならないことになります。

しかし、もう治らないとわかってからでも、年単位の時間がのこされることが多いがんは、見方を変えるみると「人生の仕上げの時間」を与えてくれる病気でもあるのです。

「最強 最高のがん知識」p181:中川恵一(東大病院准教授)

これはこれまでの考え方を変えるものです。余命があるからこそ、残された時間を家族や知人のために有意義に使うことができるようになるのです。

今日のまとめ

ガン検診の受け方について書かれた書籍を紹介しました。

40才を過ぎた頃から、健康を維持することの優先順位はかなり上がっていきます。

正しい知識を身につけ、予防としてがん検診をうけることでリスクをなるべく下げることが大切です。

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