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松浦弥太郎の考え方から学ぶ、しなやかに生きるための5つの方法

2023年5月13日

雑誌「暮しの手帖」の元編集長で、文筆家の松浦弥太郎さん。

生きる上で大切にしたいことをリスト化したものが、「100の基本」として書籍になっています。

今回はその中から私自身が気に入ったものを5つ選んでみました。

1.すべてが自分の責任だと思うこと

いいこと、悪いこと、いろんなことが起きます。どんなことであろうと「起きることは全部自分に原因がある」と僕は思っています。人のせいにしない、社会のせいにしない、人を責めない、社会を恨まない。何があろうと自分で対処し、自分で責任を負いたい。たいていのことは、自己責任で解決できます。「納得の落としどころは自分だ」と覚悟すると、人に依存せず、頼らず、自分の足で歩いていくことができます。

「100の基本」P.9

周りが悪い、相手のせいだと思っていても、気休めになるかもしれませんが、状況は全く改善しません。

すべての責任は自分にあると思うことで、どのように変えて行こうかと考えるようになります。

そして、物事にも正面を向いて立ち向かっていけるようになります。

2.シンプルに生きる。すべきことは少しでいい

シンプルに考えて、少しの「やるべきこと」を選び抜く。それが複雑だったら単純にして、しっかりと一生懸命にやり遂げる。あれもこれも手を出したところで、どれも中途半端で終わるだけです。
(中略)
「あれもしたい、これもしたい」と願ったところで、すべてを叶えるのは無理。目的を絞らなければ、どれも浅くなってしまいます。

「100の基本」P.13

数年前にふと、「やりたいことを絞ることは非常に大切だ」と感じるようになりました。

多くのことを求めても、結局すべてのことが出来るわけではありません。

いくつもやろうと思っていて「不満足」となるよりは、自分がやりたいことを数個出してそれをやりきれば、それで満足だと考えるようになりました。

これは仕事や余暇に限らず、人生全体でも言えることです。

「自分が何をやりたいか」 本当にやりたいことを考え、実行することが大切だと思います。

3.第一の仕事は、正しい生活と健康管理

すべてにおいて、自分の健康管理が第一の仕事であり、働いてくれる社員やスタッフの健康を守ることが第二の仕事だと思っています。規則正しく生活する。残業をしない、させない。たくさんの仕事を抱えて眠れないような人がいたら、手を差し伸べる。健康でないといい仕事ができないのは、すべての人に言えることです。

「100の基本」P.19

健康が第一の仕事であると、まずは意識することが大切ですね。

健康のためにも、きちんとした食事を摂り、睡眠時間を確保して、リズムの良い日常を送っていきたいです。

運動も意識しないとなかなか出来ないものです。日々のルーティンにうまく組み込む工夫が必要かもしれません。

4.先手、段取り、用意周到、念入り

仕事のほとんどは準備です。準備でほとんどが達成されます。先手を打ち、段取りをし、早めのスタートを切れば、落ち着けます。用意周到、かつ念入りに準備をすれば、たいていのことはうまくいきます。
(中略)
「そろそろやらなきゃいけないな」という時は遅すぎると覚えておきましょう。

「100の基本」P.23

自分自身は事前準備が苦手で、突発的に動き出すという行動習慣があるように思ってます。先手や段取りが出来るようになると、もう少し楽に仕事が出来たり、よりよく生きれたり出来るのだろうと感じました。

最後の「そろそろやらなきゃいけないなは遅すぎる」は、忘れないようにしたいです。

5.コミュニケーションとは愛情を伝えること

仕事でも暮らしでも、あらゆる場面でコミュニケーション能力は必要です。プレゼンテーションにしても人に何かを説明するにしても、大事な人との絆を深めるにも、欠かせないことです。だからこそ、ちゃんと知っておきましょう。コミュニケーションの目的とは、愛情を伝えることだと。仕事への愛情、人への愛情、ものに対する愛情、プロジェクトに対する愛情、コミュニケーションの目的は愛情を伝えることだと忘れずにいましょう。

「100の基本」P.25

コミュニケーション能力も重要ですが、なかなかうまくに見つかないものです。

小手先のテクニックではなく、「愛情を伝えること」だという意識を持っていきたいです。

今日のまとめ

松浦弥太郎さんの言葉から、大切なものをピックアップしてみました。

書籍でも紹介されていますが、なりたい姿のリストを作ることが目的ではなく、常に身につけて、自分自身を成長させていきましょう。

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