京セラの稲盛和夫氏が開いた「盛和塾」で長年学ばれてきた、税理士の村田忠嗣先生が勉強会を開催しています。
私は毎月参加させていたただいていますが、学びをさらに深めるため、レポートとしてまとめます。
参考にしていたければ幸いです。
むらた塾 2021年3月
京セラの経営理念にも「物心両面の豊かさ」と文言がありますが、よりよく生きるためには「経済的豊かさ」は必須ですね。
村田先生は、本題に入る前に雑談をしますが、今回は「経済的豊かさ」を得るための斎藤一人さんの話でした。
斎藤一人さんの儲かるコツ
- 儲からない仕事はしない。
- 自分には価値がある
- 出すものは出す
- 偏見を持たない
「儲からない仕事はしない」と常々斎藤一人さんは言います。
言われてみれば当たり前のように聞こえますが、なかなかそれが出来ないのです。
まずは儲かることをやる、売りやすいものを得ることが儲かる秘訣なんですね。
▼ 斎藤一人さんのお金儲けのコツの講義
稲盛さんも経営を行う上では、「まず粗利を稼ぐこと」が必要だと言っています。
経営者にとって、第2条の「企てる」を持つことにもつながる重要なことですね。
第二条 「具体的な目標を立てる」
企てる
①具体的な目標を立てる
②具体的な方法(戦略)
③部下への指示、自信を持たせる
④従業員の意見を聞く → 衆知を集める
⑤採算
①②は、経営者が考えること。③④は、部下や従業員に対して行うことです。
㈱武蔵野の小山昇さんも著書の中でこう言っています。
決定は社長、実施は社員。
すべての決定は社長が下し、利益責任も社長がすべて負う。決定や責任を他の社員に押し付けてはいけません。
社員が負うのは社長が決定した内容・方針を実施する責任。
この区別をはっきりさせることが大切です。
「経営の心得」:小山昇
社長が計画をたて、従業員に実施させる。
そのために従業員にいかに経営理念を伝え、動かすことができるかが問われているのかもしれません。
実践
①高い目標を立てる
②戦略
③責任者を決める
④期限を決める
経営計画をしっかりと実践に移す上でも、責任者や期限を明確に決めることが肝要です。
計画は立てたものの、チェックがされていない会社も実は多いのではないでしょうか。
計画をたて、それを元に営業や生還活動をし、定期的にチェックする仕組みづくりまで含めて実践することが大切です。
暗黙知から形式知へ
漠然としたものを具体的に、明確にすることが大切です。
アウトプットすることで、自分の身につきやすくなります。
①学んだことを人に説明する、質問を受ける
②ブログを書いて発信する
③実践する
とにかくやり続けること。まずは量を追うことが重要です。
村田先生自身が、稲盛経営学を20年間学ぶと共に、10年以上講師として講義をしたり、ブログを書いていたことが知識を血肉化できた要因だと言っていました。
伝えるために自分の中で何度も推敲することが、大きな力になってきたのでしょう。
おまけ 村長雑感
村田先生は経営哲学について、ブログ(◆経営・人生に役立つ、村長雑感◆)にも毎週書かれています。
805号(2021年3月18日)は経営の見える化でした。正しい経営が出ていれば、必ず数値としても結果が出てくるという話でした。
「私の経営塾で経営を学び、それをしっかり理解(気づき)し、確実に実践していく。すると、その結果として必ず業績がよくなるはずだ」という、稲盛さんから受けたお話も出ていました。
今日のまとめ
2021年3月のむらた塾での学びをまとめました。
今日のは話でも出ててきましたが、自分の理解を深めるためにもアウトプットは非常に大事です。
今後も講義をを自分のノートに書くだけでななく、ブログという形で自分なりに再構築してお伝えればと思います。
▼あわせて読みたい(稲盛氏の考え方をおさらい)